地元河原塚中学校卒業式にお招きいただきました。厳粛な雰囲気の中、感動溢れる素晴らしい卒業式でした。
在校生、卒業生の送辞・答辞は、行間に在学中の喜び、悲しみ、成功体験、失敗体験すべてが凝縮された素晴らしく、かつ立派なスピーチでした。
最近先生のみならず「指導者」と言われる皆様から「厳しく指導できない」と相談を受けます。
誰のせいでもなく、我々日本人が望んで「厳しく指導できない」状態にしたのでしょうが、結果として子供たち自身で自らを律し、自らを教育しなければならない時代に突入しています。
すべての子供たちが自身で自らを律し、自らを教育できるのでしょうか。
欧米ではすでにそうなっていますが、所得が高く、そのような厳しい環境を求めて得られる家庭と、そうでない家庭の差はますます生まれ、社会的な格差は拡大していくのでしょう。
河原塚中学校の帰路には、そんな杞憂を吹き飛ばすような見事な河津桜が咲き誇っていました。
卒業生たちの前途がこの桜のようでありますように。

