ギリギリ間に合った。
95歳で亡くなった祖父。陸軍士官学校卒で宮崎の郷土から期待を持って送り出されたらしい。
私が小さい頃はラバウルの話や、仲間が何人も戦死した話や、航空爆撃隊で山本元帥を護衛した話とか、特攻の1週間前に敗戦した話など、正直同じ話を何度も聞きたくなくて逃げていた。
もっと聞きたかったな。じいちゃん。もっと真剣に聞けばよかった。
どんな思いで国を守ろうとしたのか。怖くて逃げだしたくなった時の話とか。仲間が亡くなったときどんな思いだったのか。
我々には次の世代に紡いでいく義務がある。
9条という呪文を唱えていれば戦争が起きないのであれば、ウクライナもハマスも戦禍に見舞われてないだろう。
次の世代のために何をすべきか。考え、行動せねばならないのだから。