千葉県一宮町にある「一宮学園」は、虐待やネグレクトなど深刻な背景を持つ幼児〜高校生までの子どもたちが暮らす場所です。
私たちが“施設”と聞いてイメージしがちな、集団生活の大部屋とはまったく異なり、
すべて個室。
タオルなども自分の私物。
私物の管理も「自分で」行う——
これは、「自分の物を大切にする」ことから「他人にも大切な物がある」ことを知り、そして最終的には「自分自身を大切にする」ことを学んでほしいという思いが込められているそうです。
その価値観から、古着などの寄付は断っているとのこと。
限られた予算の中でも「新品を大切に使う」という日々の積み重ねが、子どもたちの自尊感情につながっているのです。
千葉県内では年間約9,000件の児童虐待相談が児童相談所に寄せられています。これは「1時間に1件以上」のペースです。
その中で児童養護施設で生活する子は、わずか2%。多くの子が家庭の中で、制度の狭間で、苦しんでいます。
子どもたちの未来を応援することは、“施設の中”だけではなく、“家庭“や“社会全体”のあり方の見直しが必要だと強く感じました。
子どもたちが「自分には価値がある」と思えるように
そして虐待が起きない社会を目指して——
一人ひとりにできることを、考えていきたいと思います。

